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水郡線 奥久慈アートフィールド

イベント開催中の詳細情報はこちら
http://okukujiartfield.jp/

水郡線 奥久慈アートフィールド 2022 開催概要

「水郡線 奥久慈アートフィールド」は、大子町とJR水郡線が連動し2021年に実施した「水郡線駅舎アートコンペティション」を発展させ、奥久慈エリア、大子町、そこに繋がるJR水郡線から広がる壮大なフィールドに更なる眼差しを向けたプロジェクトを目指しています。

茨城と福島の県境にそびえる八溝山を源とする久慈川の流れる雄大な自然の広がる奥久慈エリア。日本三名瀑「袋田の滝」や良質な温泉が湧き出る八溝山系の温泉郷があり、お茶やりんごなどの食材をはじめ、良質な漆や楮などさまざまな素材が生まれる大子町。

そんな大子町へ水戸からアクセスする、久慈川に沿って走るJR水郡線は車窓風景が美しく「奥久慈清流ライン」という愛称でも親しまれています。水郡線は2019年の台風の被害のため一部区間で運休していましたが2021年に全線再開、日々の人々の暮らしを結び、観光やアウトドアの移動手段としても利用される趣のある線路として愛されています。

▼開催・展示期間

2022年10月〜2022年12月の展示を予定

▼選出者紹介

私道かぴ(Shido Kapi)
作家、演出家。京都の劇団「安住の地」所属。
演劇の可能性の拡張を目指し「まず小説を書き、戯曲に直す」という手法や、他作家との共同脚本・演出の方法を用いる。
身体をテーマにした『丁寧なくらし』が第20回AAF戯曲賞最終候補に、動物の生と性を扱った『犬が死んだ、僕は父親になることにした』が令和3年度北海道戯曲賞最終候補に選出。
『父親になったのはいつ? / When did you become a father?』が国際芸術祭あいちプレイベント「アーツチャレンジ2022」にて入選。

-概要-
水郡線を舞台にその土地の声を使った音声のインスタレーション作品を制作する。
劇作家として活動する私道かぴが、地元の方にリサーチをした内容を元に、歴史や自然を題材にした一人語りの台詞を書き起こし、役者が演じた音声を録音、放送する。駅の待合室内で「居合わせた誰かの声がたまたま聞こえて来た」という体感を目指す。
また、聞こえにくい方へのテキストを制作する他、それぞれの乗り場にチラシなどを設置する。
藤村憲之(Noriyuki Fujimura)
人の繋がりの拠り所をテーマに活動を続ける。
素材と技法は電子装置から紙と鉛筆まで幅広く、街の広場での展示やギャラリーでのワークショップなど、場所を変える手法も得意とする。
2021年は横浜象の鼻テラスにて作品「光ある航海」を招待作家として制作。
文化庁派遣芸術家在外研修員、ポーラ美術振興財団在外研修修了。
作品RemoteFurnitureはVictoria and Albert美術館、アルスエレクトロニカセンターにて展示。

-概要-
都市が失った夜の闇という空間資源を持つ奥久慈エリアで、闇を光の映える巨大空間と捉え、公開制作・実験をする。
ムービングライトを通して離れた2ヶ所の人々を繋げる「手と手」、宙に浮かぶミラーボールを皆で懐中電灯で照らし美しく巨大な空間を得る「月にある鏡」、闇の中で人々の呼吸を光の家として浮かび上がらせる「呼吸する家」、滞在期間中にはそれぞれの作品を水郡線の乗客や大子町の方々に公開実験として体験してもらい、その映像や写真記録を駅舎に展示する。
秋のアートウィークでは公開実験した作品を再演する。
千葉麻十佳(Madoka Chiba)
2009年東京藝術大学大学院彫刻専攻修了。
同年ドイツ学術交流会(DAAD)の奨学金を得てベルリン芸術大学に交換留学生として入学。
主な展覧会に、12th極寒芸術祭(2022)、光が射す(ギャラリーオフグリッド/2019)、ウェザーリポート(栃木県立美術館/2018)など。
近年はアーティストインレジデンスを活用し、各地の火山石や砂、地層を溶かして土地の時間を戻す作品を多く制作している。

-概要-
海底火山の影響で生まれた男体山や、奥久慈温泉などもある、地球の活動とは切り離せないこの大子町の広大なフィールドで、地球という星の活動を体感する作品。その方法として男体山や久慈川で火山石を見つけ、宇宙空間にある太陽の光とレンズを使って石の一部を溶かす。
石は持ち運びができない大きさのものを選び、制作後も展示後も同じ場所に置かれたままとなる。駅舎などの屋内には、制作過程や石周辺の風景を収めた写真や映像、石が置いてある場所の地図などを展示。
秋のアートウィークにはそれらをヒントとして、鑑賞者は水郡線や大子町を舞台に溶かされた石を探す。

▼2021年開催 水郡線駅舎アートコンペティションの様子

令和元年の水害により被害を受けたJR水郡線を舞台に、水郡線駅舎を賑やかにし、人々の交流を促すアートを募集する「水郡線駅舎アートコンペティション」を開催いたしました。
詳細は大子町まちづくり課 実施のご報告へ

▼運営組織

【主催】茨城県大子町
【協力】JR東日本水戸支社
【運営】NPO法人まちの研究室

▼問い合わせ先

水郡線 奥久慈アートフィールド事務局 
メール:okukuji.artfield2022@gmail.com

▼SNS

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